第一三共ヘルスケア「セルフケア検定」公開記念イベント レポート

2025年10月22日(水)、秋晴れの空が広がる恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンルーム」で、第一三共ヘルスケアによる「全国統一 セルフケア検定」公開記念イベントが開催されました。平日の昼前にもかかわらず、会場にはメディア関係者が続々と集まり、セルフケアへの関心の高さが伺えます。
今回のイベントは、“セルフケアの正しい知識を、クイズのように楽しく学べる”ことを目的に第一三共ヘルスケアが新たに開発した「セルフケア検定」の公開に合わせて行われたもの。さらに、セルフケアを学んだばかりの高校生たちと、俳優の鈴木福さんが登場し、クイズに挑戦するという参加型企画もあり、来場者の期待感が高まります。
100年後の未来まで健康をつなぐために
「Wellness for GOOD」が描く、セルフケア推進の理由
イベントの冒頭では、第一三共ヘルスケア株式会社 サステナビリティ推進マネジャーの岩城純也さんが登壇。同社が今年6月に宣言したサステナビリティ活動の新たなコンセプト「Wellness for GOOD」のもと、「People」「Society」「Earth」の3つの領域で展開している取り組みについて紹介しました。
「私たちが目指すのは、100年後も人・社会・地球が健やかでいられる未来です。そのためには、“自分の健康を自分で守り対処する力=セルフケア”が欠かせません。しかし、セルフケアに関する誤情報や思い込みは、驚くほど多い。“なんとなく”で行ってしまっている間違ったセルフケアを、正しい知識へアップデートしてほしい──その想いから『セルフケア検定』を開発しました」(岩城さん)
セルフケアは、単に風邪薬の飲み方を覚えることでも、サプリをとることでもない。健康のための正しい行動を「理解し、選び、実践できる状態」を作っていくプロセス全体がセルフケアなのだと、岩城さんは語ります。
その“気づき”のきっかけとして、クイズ形式というアプローチは非常に魅力的。医療知識に自信がないZ世代にも入りやすく、世代を問わず取り組める点も大きな特徴です。
セルフケア出張授業を受けた高校生も登壇

続いて、今回の目玉である「セルフケア検定対決」コーナー。
登壇したのは、Z世代を代表して参加した俳優・鈴木福さんとセルフケアアカデミーによる“出張授業”を受けたばかりの中村中学校・高等学校と成女高等学校の生徒たち。彼女たちはセルフケアの正しい知識・情報を同世代に広げるために動画を制作したという授業を学んだばかり。フレッシュな記憶を頼りに、鈴木福さんと一緒にクイズに挑みます。
クイズは、
・薬の飲み方の「食前」とはどのタイミングでしょう?
・日本人が歯を失う原因で最も多いといわれているのは何でしょう?
・市販薬のビンの中に入っている透明な詰め物の役割は?
など、日常に直結する内容ばかり。
高校生たちは、「あれ?これ調べた気がする…!」と、思い出しながら真剣に回答。鈴木さんも「うわ、これ迷う!」と大盛り上がり。会場は笑顔と歓声に包まれ、クイズ形式で学ぶセルフケアの“入りやすさ”が存分に伝わる時間となりました。
Z世代のリアルな声から感じた「セルフケア迷子」の実態

イベントの後半では、鈴木福さん自身のセルフケアに関するトークセッションも。現役大学生でもある福さんは、「セルフケアって聞いたことはあるけど、いざ“何をすればいい?”と聞かれると悩んでしまう」と率直に話します。
「健康にいいと言われるものはたくさんあるけれど、自分にとって何が正しいのか分からない。ネットにもいろんな情報が入り混じっていて、迷ってしまうことが多いんです。だから、こういう“正しい知識を楽しく学べる検定”って、すごくありがたいと思います」(鈴木さん)
その言葉に、多くのメディア関係者が大きくうなずいていました。まさに、第一三共ヘルスケアがセルフケア検定を作った理由が、このやり取りの中に凝縮されています。
セルフケアは、誰かに任せる時代から「自分ごと」の時代へ

イベントの締めくくりには、鈴木福さんからのメッセージ。
「難しく考えずに、まずは一つでも“正しいセルフケア”を選べるようになること。それが未来の自分を守る大事な一歩になると思います」
その後のフォトセッションでは、鈴木さんと高校生たちが笑顔で写真に収まる姿が印象的でした。健康はいつの時代も、誰にとっても欠かせないテーマ。しかし、正しく学ぶ機会は、実は意外と少ない。今回のセルフケア検定の公開は、その状況を変える大きなきっかけになるはずです。
第一三共ヘルスケアが掲げる「Wellness for GOOD」。
その理念を若い世代に届ける本イベントは、セルフケアの“新たな入り口”として、確かな一歩を刻んでいました。
自分の健康を守れるのは、誰よりも自分自身。セルフケア検定は、そのための第一歩となるツールです。
info.
第一三共ヘルスケア
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/
